
ピアノ調律師になるための専門学校に通っていた学生時代以来、
2度目の浜松でした。
さすが浜松駅構内にはピアノの展示スペースがあります!

この日は午前中に消音ユニットを取付けてからの移動でしたので、
夕方にまず調律専門学校時代の先輩が勤めている白羽楽器さんを
訪ねました。

そこで素晴らしいグロトリアンのグランドピアノに出会いました。
鍵盤に触れると音の振動が指先に伝わり、まるで音そのものに
触れて奏でているようなピアノです!

1835年創業のグロトリアンのグランドピアノは弦が全て1本張りです。
鉄骨の金粉塗装も美しいですね。
先輩はドイツのブラウンシュヴァイクにあるグロトリアンの工場でも研修
されているので、興味深いお話しを沢山お聞きしました。

翌日から2日間は国産グランドピアノで評価の高いシゲルカワイという
ブランドの技術資格認定のための研修に参加しました。

出来立てのグランドピアノが1人1台割り当てられ、調律と整調を全て
自分で行うことによって評価の理由が良く分かりました。

左から2番目のカワイトップの技師長でありシゲルカワイの開発に携われた
五家さんには貴重なお話や様々な質問にも答えて頂きました。
ヨーロッパでピアノを勉強した技術者によって開発された事もあり、今までの
国産ピアノと違ったヨーロッパ的なカラフルな響きが特徴です。
必要な資格、必要な知識はしっかり採り入れて行きたいですね。
sano