
ピアノも仕上がり、あとは当日大晦日の調律調整後にピアニストの松本和将さん
にリハーサルをお願いします。

まずは弦の振動を止めるダンパーの調整から始めます。

正確にダンパーペダルをコンロトールできるためにも大切な調整です。

ペダル裏の銀色の突き上げ棒も調整します。意外とホールのピアノでも
ここが調整されていなかったりしますね。


いつも通り鍵盤も外してピンをピカピカに磨きます。


鍵盤の作用点からハンマーの力点までを一直線になるよう調整をして、
ハンマーが弦に向かって垂直に上がるように調整してから「整調」をします。

こうではダメですね。

こうでないと!

「整調」「調律」後は「整音」に入ります。
ハンマーと弦の噛み合わせを揃えて、ハンマーに針を刺してクッションを
必要な部分につけると倍音が豊かに伸びのある音色になります。
車のように整備されたピアノは性能を存分に発揮することができます。
反対に整備が行き届いていないピアノはどんな名器でも良い響きが
しません。
sano