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出荷調整前の修理

ようこそピアノファクトリーブログへ

岡山県にあるピアノ調律専門の会社
ピアノ買取による音のバトンタッチ「OTOBATON」
ベヒシュタインピアノ正規代理店です。

本日はスタッフは総社市のお客様に良い音をお届けに!
私は、納品前のピアノの最終調整です!


「修理」 「出荷調整」
新品ピアノの場合はいわゆる「出荷調整」となりますが、中古ピアノの場合はまず「修理」からスタートします。

その修理の中で、特に昔のY社のピアノに多く見られるのが「フレンジコード」という部品の断線。
断線というよりほぼ腐食してしまっていることも多いのですが・・・。

文字での説明、なかなか難しくわかりにくいかもしれませんがご了承ください(^_^;

これは修理後の写真、緑色の部分が貼り替えたフレンジコードです。
DSCF4774_convert_2013033100.jpg

こちらは修理前、茶色く変色して切れているのがわかるかと思います。
DSCF4753_convert_2013033100.jpg


このフレンジコードが切れていると鍵盤を弾いたときのハンマーのコントロールが出来なくなり、特にピアニシモで弾いたときに思うような音量コントロールが出来なくなります。

また、そのコードが切れることにより、コードで止めてあるスプリングが跳ね上がり、奥の部品にあたってカチャカチャと雑音をだすケースもあります。

いずれにしても、ピアノの部品に不必要なものはないわけで、交換するしか方法はありません。


一枚目の写真でわかりますでしょうか?

フレンジコードはフレンジという部品についていて、これはネジによってセンターレールに取り付けられています。
フレンジにはバットという部品がついていて、これに弦を叩くハンマーという部品がついています。

交換方法も技術者によって違うようです。
フレンジを残してバットだけを外し修理する人。
フレンジごと外して修理をする人。

弊社では「フレンジごと外して修理」を行います。

デメリットとしてはハンマーも外すため弦にまたきちんと合うように調整も必要になってきますが、逆に言えばそれをするということはより細かな調整もすることになります。

ハンマーについた弦溝も綺麗にファイリングしてから行いますので、音色もより良くなります。
全体をばらすので、細かな掃除も出来ますしね。

DSCF4764_convert_20130331004342.jpg


一つ一つ丁寧に取付、その後調整に。
IMG_4118.jpg

一台一台良い音を目指して調整を行っています。
このピアノも出荷が決まっていて、今日で調整完了!
あとはお待ちいただいているお客様宅へお届けです^^

IMG_4187.jpg



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